地元買い物客でいつも賑わう「太平通り商店街」をまちまーいしてみた。

地元買い物客でいつも賑わう「太平通り商店街」をまちまーいしてみた。|発見!まちまーい 発見!まちまーい
「まちまーい」とは沖縄の方言で「まち巡り」という意味。aha! 編集部スタッフがカメラ片手に、車で通りすぎたら気づかないような、そんなまちの光景をお届けします。

前回、新しい県民の台所として生まれかわった「のうれんプラザ」をまちまーいしましたが、今回はその「のうれんプラザ」からすぐ ほぼ目の前の「太平通り商店街」をまちまーいしてみます。
その昔「大平橋」という橋が架かっていたことから、この通りの名前になったようです。

地元の買い物客でいつも賑わう小さな商店街通り

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のうれんプラザ側からの入口

商店街というよりは、昭和の市場っぽい雰囲気が広がるこの通り。ここは観光客も比較的少なく、地元の買い物客でいつも賑わっています。野菜やお惣菜、日用品などが安価で買えるのが嬉しいですね。

ちょうどこの写真の向い側に、かつての農連市場があった頃は相乗効果的にディープな沖縄感が満載で、初めてこの場所に足を踏み入れた時には ちょっとした衝撃もありました(笑)。
今は 新しくなった「のうれんプラザ」とちょっと距離感があるように感じてしまいますが、また昔のようにリンクした雰囲気になるといいなぁと思います。

訪れたこの日はちょうどお休みだったのですが、通り入口 向かって左にある「上原パーラー」は、うちなー天ぷらやお惣菜が人気のお店。この通りの象徴的なお店です。安くて美味しい天ぷらやお惣菜に、いつもわくわくしてしまいます(笑)

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通り入口からみた風景

では、さっそく進んでいきましょう!この日は14時すぎに訪れたのですが、地元の買い物客でいっぱいです。

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上原パーラさんのほぼ向いにある、COFFE HOUSEの看板。肘をつく女性が、なんともレトロで愛らしいですね。

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この太平通りはとにかくお惣菜が安くて美味しい!ちょっとしたお惣菜なら100円~あります(驚)筆者も近くに来た際にはよく買いにきますが、どれも家庭的な懐かしい味。時間があれば、毎日でも買いに来たいほどです。
このお店の向い側に、野菜屋さんがあり 沖縄県内のお野菜などがとても安くていつも沢山のお客さんで賑わっているのですが、写真撮影NGということで今回は残念。でも 家が近ければ スーパーに行くよりここで買いたい!と思うお店です。

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なぜか、洋品店の店前に、ぽつんと もやしが袋売りされていました(笑)。沖縄らしいなぁ。

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かなり立派なお花屋さんもあります。ふと見ると、民宿の看板が。なんと1泊1,500円~!2階受付とありますが、この2階に宿泊するのでしょうか…。

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この辺り一帯にある「●●通り」は、アーケード街になっていますので 目線を上にしてみると結構面白いです。レトロな看板も数多く残っていて、時代の流れを感じます。

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店構えが渋めの食堂もありました。

昔ながらのお店と新しいお店

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新鮮なお刺身を売るお店にお惣菜を売るお店。内地出身の筆者にとっては、こういう光景がとても沖縄らしさを感じて、懐かしくもあり安心する光景でもあります。

この太平通りは、他の周辺通りに比べて 昔ながらのお店が残る通りに思っていましたが、よく見ると こんな新しいお店も出来ていました。

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そろそろ通りも終わるというところに、そば処 というか定食が美味しそうなお店。

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ふと上を見上げると、白い猫が!慣れた足取りで、移動中デス。

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新天地市場通り向い側

猫に見送られて、はい、終点です!

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通りを抜けたところに、こんな目印案内がありました。筆者もこの界隈は何度も来ていますが、いつもなんだか迷ってしまいます。特に観光客の方々は、こんな目印案内があると なんとなくの方向がわかって便利ですよね。上部には、観光客向けの沖縄県内マップが置かれていました。この界隈全体のマップがあると尚便利かもしれません。

短いけれど、昔の沖縄が詰まっていました

太平通りは およそ100メートルほどの長さで、この界隈にたくさんある「通り」と名の付く通りの中でも、恐らく一番短い通りなのではないでしょうか。
歩いてしまえばあっという間に通り抜けてしまうのですが、パーラーにお惣菜に野菜、お刺身にお肉、日用品や洋品店、食堂と、何ともバラエティに富んだ通りです。そして 昔の沖縄がギュッと詰まっていました。

この太平通りを抜け、そのまま真っすぐ進んだ先にある第一牧志公設市場が今年2019年6月16日で一旦閉店し、2019年7月1日~ にぎわい広場で仮設営業がスタート、そして2022年4月に新牧志公設市場として生まれ変わります。
仮設営業の影響で、人の流れも変わるかもしれませんし、新市場建設の関係で、この界隈の情況も多少影響を受けるかもしれません。
公設市場に続いて、老朽化問題も浮上するかもしれません。こればかりは、どうしようもないことかもしれないけれど、この光景を、できればずっと残してほしい、他府県にはない この沖縄らしさをどうか残していってほしい。そんな想いに駆られた ある日のまちまーいでした。

(おまけ)撮影を終え、お惣菜を買って帰ろうと再度夕方に訪れましたが、すでにどこのお店も売りきれ、閉店していました(涙)。お買い物は、日中 早めの時間がおすすめです。

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太平通り
沖縄県那覇市松尾2丁目24-13
各店舗により定休日・営業時間等は異なりますのでご注意ください。
(2019年6月時点の情報です。)