今回は、那覇市第一牧志公設市場。建て替えの為、2019年6月16日で閉鎖となり、現在はすぐ近くで仮設営業していますが、本日2019年11月14日から、ついに 旧建物の解体工事が始まります。そして、旧市場の解体に伴い、通りに面したアーケードも撤去されます。
「公設市場の最後の姿とアーケードをどうしても一目見ておきたい、写真に残したい。」
そんな想いにかられ、昨日、最後の姿を見に訪れてみました。
解体前、最後の第一牧志公設市場
新天地市場本通りを抜け、市場中央通りを進むと、慣れ親しんだ旧市場が見えてきました。当然、建物内には入ることができませんので、ぐるっと、付近を歩きながらその姿をおさめたいと思います。
観光客や地元の人で、通りは相変わらず賑やかですが、シャッターが下りた旧市場はやっぱり寂しいですね。
通りに面していたお店の看板も、今はありません。
公設市場と言えばココ、平和通りと交わるこの正面ですね。多くの観光客が、まずココで写真を撮ったのではないでしょうか。
私も何枚撮ったかわかりません 笑。その中の1枚、閉鎖になる直前 2019年6月8日に撮った1枚がスマホに残っていました。
そーそー、こうでしたよね、懐かしいですね。市場の正面玄関的存在でした。
最終日のセレモニーもココでしたね。
閉鎖後は、仮設市場への案内版が置かれていました。
そしてもう一つの角地。この角のお店で、おばぁがもやしのひげを一つ一つ取ってましたよね。
この先を少し進み、右に曲がると仮設市場があります。
旧市場の解体に伴い、通りのアーケードも撤去
旧市場の解体は本日2019年11月14日から始まり来年3月中旬の完了を目指しているそうです。そして、旧市場の解体に伴い、通りに面したアーケードは撤去されるといいます。
アーケードが無くなる…。
この界隈が大好きで、この何とも言えない雑多感と古い建物とアーケードが大好きなので、アーケードが無い この通りの想像がつかないです。
「崩れてこないかな」みたいな危うさも、魅力の一つだったような気がします。
沖縄の暑い日差しも雨風もしのぎながら、車も気にせずにぶらぶらと歩けるのは、地元の人にとっても、観光客にとっても、とても有難いものでした。
当たり前にあったものが無くなる喪失感。
つい先日の首里城の火災など、なんだか今年は、沖縄にとって、いろいろと考えさせられる1年でしたね。
今まで、気にしたことがなかったのですが、通りにはこうしてアーケードを突き抜けるように電柱も建っています。そう、普通に「道」なんですよね。
市場中央通りの事業者などによる、アーケードの再整備を目指す第一アーケード協議会もあるそうなので、いろいろと問題はあるかもしれませんが、ぜひとも再び、この光景が見られるよう、頑張っていただきたいものですし、何か出来ることがあれば、ぜひとも協力したいと思います。
そして、新しい公設市場が建つ日まで、その過程を見たいので、こうして時々まちまーいしに来たいと思います。
そして、今までありがとう!お疲れ様でした!また会う日まで。
(おまけの1枚)
閉鎖直後、仮設移転に向けて引っ越し作業中の1ショット。 この入口、懐かしいですね~。
那覇市第一牧志公設市場
沖縄県那覇市松尾2-10-1
※仮設市場の情報はこちらでご確認ください。
https://kosetsu-ichiba.com/transfer