那覇市第一牧志公設市場の解体に伴い、2020年の年明けから市場に面した通りのアーケードの撤去作業が続いていました。
以前に、解体前の公設市場の最後の姿とアーケードについてご紹介しましたが、ついに第一アーケードが撤去されるということを知り「ぜひとも見届けなければ…」と訪れてみました。
解体前の公設市場の様子は前回記事からどーぞ。在りし日のアーケードもバッチリ写っていますよ。
ついに解体工事が始まる。解体前 最後の「那覇市第一牧志公設市場」付近をまちまーいしてみた。
市場中央通り 第一アーケードが撤去された。
新天地市場本通りを抜け、市場中央通りを進むと、市場に面した通り・第一アーケードの仮設の屋根が見えてきました。そしてその上にあったはずのアーケードは撤去されていました。 (2020年2月19日)
黄味を帯びたアーケードシートが一部見えますが、もうこれだけです。
上の写真は、撤去作業開始直前のもの。仮設の屋根とアーケードが2重になっているためとても薄暗かったです。
アーケード撤去前は、店前の足場を利用しているお店も結構ありましたが(まるで専用のディスプレイ棚のように…笑)、
この日はもう跡形もなかったです。やはり何かあったときに、危ないですので良かったです。また、アーケードが撤去されて、随分と明るくなりました。この屋根の上は普通に空なんですね。
ただ、仮設屋根の高さが低いので、多少の圧迫感を感じます。
そして、
公設市場と言えばココ、平和通りと交わるこの正面。撤去前2月6日はこんな感じでした。(通り看板は既に外されていました。)
そして、アーケード撤去後↓
なんだか随分とすっきりした印象になりました!写真だけパッと見ると、ここはどこ?って感じですね。
以前はアーケードが続いていたこの通りも、年明け早々にアーケードが撤去されています。
そして もう一つの角地。
2月6日には、右手の松尾19号線のアーケードはもう撤去されていましたが、建物には懐かしい市場の文字が見えていました。
2月19日には、建物はもうすっかり隠れてしまっていました。 こうしてアーケードが無くなると、なんだか普通のどこの町にでもある路地って感じですね。
新しくアーケード通りのロゴが誕生!可愛い提灯となって通りを明るくしてくれています
さて、市場中央通り第一アーケードに戻りましょう。
新しく市場中央通りアーケード協議会のロゴマークが出来たそうです!
仮設屋根は以前のアーケードに比べ高さが低いので圧迫感がありますが、ロゴマークをあしらった可愛い提灯が第一アーケードに設置され、通りを明るくしてくれています。
公設市場が閉鎖され、建物がシートで覆われ その姿は見えなくなり、市場に面した通りは何だか少し寂しそうな、仮設に移った市場に置いてけぼりにされてしまったような、そんな雰囲気が漂っていました。
そして第一アーケードが撤去されましたが、仮設の屋根から感じる空の光や、可愛い提灯たちのおかげで、何だかとても明るくなったように感じました。夜はこの提灯たちがイイ感じで灯るのではないでしょうか。
市場中央通りの事業者などによるアーケードの再整備を目指す『市場中央通りアーケード協議会』さんのブログやtwitterによると、2022年、新市場の完成と同時にアーケードを再整備することをめざして活動していく、そうです。
時代が変わり、前にアーケードを設置した時と様々な状況が変わっているはずですので、簡単にはいかないのかもしれませんが、ぜひとも、皆が望む形になればいいなぁと思います。
この後、この仮設の屋根はどうなっていくのか…、
いつかは撤去されてしまうのか…?、
また時々こうして 様子を見に、まちまーいしに来たいと思います。
30年に渡り、通りを守ってくれたアーケード。
本当にありがとう!お疲れ様でした。また会えるのを楽しみにしていますね。
市場中央通り
沖縄県那覇市松尾
アーケードの最新の情報はこちらでご確認ください。
【マチグヮーとアーケード:市場中央通りアーケード協議会】
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