マチグヮーの憩いの場『パラソル通り』のパラソルが撤去される…。｜那覇市牧志

那覇市の牧志公設市場衣料部・雑貨部（2022年2月に閉場）と水上店舗の間にある『パラソル通り』。

その名の通り、カラフルなパラソルとテーブル＆イスが設置されている小さな通りで
マチグヮーの買い物客の憩いの場でもあります。

aha! でも以前にご紹介していますが、
まちぐゎーの憩いの場『パラソル通り』をまちまーいしてみた。

『パラソル通り』のパラソル付きテーブル＆イスが 2022年3月上旬に撤去されることとなり、先日、最後の様子を見に行ってきました。

すでにパラソルは撤去（2022年2月25日時）

訪れたのは2022年2月25日。すでにパラソル部分が無くなって骨組みだけになっていました。

aha! で紹介した以前のパラソル通りは、可愛く華やかでしたね。

この可愛らしいパラソルたちは通行人が休憩出来るようにと、1998年～99年頃に設置されたそうです。以来長年、買い物客の憩いの場として愛されてきました。

この通りを覗くと、パラソルの下で、小さい子どもから年配の方まで様々な人がいて

一休みしたり、お弁当を食べたり、ユンタクしていたり…と観光客や地元の方で賑わう市場の喧騒から離れ、のどかな時間が流れていて癒されました。

そして私もつられてパラソルの下で一休みしながら、

通り沿いの洋品店を見たり、
雑貨部の化粧品店で 顔にパックをしているご婦人を眺めていると、
いつも「平和だなー」と感じていました。

そうそう『みんなのほんだな』もありましたね。

これも撤去されるのでしょうか。何だか寂しいですね…。

（那覇市場振興会さんのfacebookによると、『みんなのほんだな』も一度閉鎖しますが、移転場所を探し継続する方向のようです。よかったです！）

以前のマチグヮー界隈は ほぼアーケードだったので、
この『パラソル通り』だけポッカリと青空がのぞき、
見上げると古い水上店舗建物の外観が見えて、それが何とも言えず好きな光景でした。
（アーケードが無いから＝暑いから、パラソルを置いたんですね。今気づきました笑）

長年みんなの憩いの場であったこの場所も、
近年ではここで飲酒をする人も多くなり、
近隣からの苦情も寄せられ、平和通り商店街振興組合も市に撤去を要望したといいます。

『パラソル通り』は今後どうなるのか

先日aha! でもお伝えした牧志公設市場衣料部・雑貨部の閉場に伴い、この『パラソル通り』の土地賃貸借契約も2022年3月末で満了となり、元の状態に戻すそうです。

牧志公設市場衣料部・雑貨部の建物も今後どうなるのか分からないので、
せめてこの通りだけでも…と思いましたがそれは叶わないようです。

時代の流れとはいえ、この界隈は昔のマチヤグヮーがどんどん姿を消し、居酒屋などの飲食店が増えてきました。

お店がどんどん無くなりこの界隈が廃墟のようになるよりは
時代に合わせて進化していくことが大事なんだと思いますが、

こうした沖縄らしい風景が
また一つ思い出になっていくことが、なんだかとても寂しいなぁと思います。

aha! では、 今ある一つ一つの風景を残していきたい。

そして、この『パラソル通り』が今後どうなっていくのか、も引き続き見守っていきたいと思います。

かつての『パラソル通り』をぜひご覧ください！
まちぐゎーの憩いの場『パラソル通り』をまちまーいしてみた。