― 簡単なプロフィールを教えてください。
1988年生まれ、那覇市与儀出身です。沖縄工業高校の建築科を卒業してそのまま大鏡建設に入社しました。最初は工事部に配属され、その後、現在の開発事業部に配属されました。
― この仕事を選んだきっかけはなんですか?
子どもの頃、マンションとか間取り図のチラシを見ながら、「自分で家を作るならこんなのがいい」という理想の建物を紙に書くという遊びが好きだったんです。実は実家がすごく狭かったので、広い家に憧れがあったんですね。なので、間取り図を書くという絵空事が大好きでした。小6の時点で、将来は沖縄工業高校に入って、建築の仕事に就くんだ、と思っていました。
― 大鏡建設に入社するまでのいきさつを教えて頂けますか?
本当は設計をやりたくて沖縄工業高校の建築科に入ったのですが、パソコン作業が苦手で、あまり向いてないかなと。でもあるときに、建築関連の仕事に『現場管理』というものがあると教えてもらい、そういうのもあるのかと初めて知りました。その後、将来の進路相談をした先生に、こんな会社があるけど受けてみるか、と紹介されたのが大鏡建設だったんです。
― 入社後、今までどんなお仕事を担当してきましたか?
入りたての頃、最初に任されたのは現場の掃除でした。管理業務というよりは仕事の流れを覚えなさいという時期だったので。その後は徐々に業者さんの手配、施工図の作成、発注業務などを担当するようになりました。そして現在は『安全管理』『品質管理』『工程管理』『原価管理』という、4つの管理業務を任されています。
難しい仕事や誰もやったことがないことをやるのが好き
―これまでのお仕事でターニングポイントになったこと、印象に残っていることはありますか?
新都心のとある物件を担当したことですね。大家さんの住宅兼共同住宅でしたが、あそこまで密にオーナーさんとやり取りをしたことは初めてでした。本来、オーナーさんとのやり取りは、最初は営業部、現場工事が始まったら設計部が担当するので、施工管理担当が行うことはほぼないんです。でも、僕はオーナーさんと年齢も近かったこともあり、よく話すようになったんです。そこから、僕らが見たこともない材料を使いたい、などリクエストを直接受けるようになり、こちらもできる限りの提案をするなどして、関係を築きました。
この現場を経験したことで、僕は事務的に仕事をするのが得意じゃないんだ、そして、難しいことや誰もやったことがないことをやることが好きなんだ、と知るきっかけになりました。
―仕事の中でどんな作業が好きですか?
『打ち合わせ』ですね。単に話し好きということもあるんですけど、淡々と物ごとを決めるのではなく、要望を聞いたり、金額の調整も含めて、全てを把握する作業をしないと、建築の仕事はできないと思うんです。打ち合わせで、もしネガティブな話や無理難題が来たときでも、ちゃんと説明して説得していくというプロセスも好きなんです。
同じことを続けていくだけでなく、常に改善していくことを心がける
―仕事に対して大切にしていることを教えてください。
僕が担当している『安全管理』『品質管理』『工程管理』『原価管理』の業務でも、小さいことでもいいので、常に改善していくことを心がけています。同じ品質のものを作ることは大切ですが、いかに安く早くいいものを作っていくか、ということもやっていかねばと思っています。
― 好きな建物を建ててよい、と言われたらどんな建物を建ててみたいですか?
自分のための住宅を建てたいです。ほんとに実家が狭かったので。地元の与儀に広い家を作りたいです。畳間が好きなので和室は必須ですね。畳の部屋で扇風機を付けて寝るって気持ちいいじゃないですか。それと、玄関入ったすぐ真上に吹き抜けも欲しいですね。吹き抜けって、アパートとか賃貸では絶対に無理なので。吹き抜けって必要じゃない機能なんですけど、子供の頃に『間取り図遊び』をしていたときから憧れていました。誰か帰ってきたときに2階から見えるのってすごいいいなと思ったんです。
一級建築施工管理技士
1988年生まれ、那覇市与儀出身
大鏡建設株式会社 開発事業部 施工管理主任
https://daikyo-k.net/